まる。の生きていく日記

大切な人達と生きていく日記。

憤りの話、推しを降りる話。

春が来た

 

むせ返るほどの春の匂いの濃さに比例するように記憶がフラッシュバックする

 

 

ここ2年半ほどで、自分の気持ちについて考える機会が増えた

 

そして、自分の気持ちの意思表示が出来るようになってきたところだ

 

 

今までは

物事を理性的に判断して

自分の感情(気持ち)は後回しにしていたから

 

 

そうじゃないと生き続けることが出来なかったから。

 

 

 

 

そして、自分の気持ちに素直になる事が出来るようになったからこその大きな変化がある

 

 

「許せない」

 

 

という気持ちだ

 

 

中学の頃のあの経験さえ無ければ

もう少し、今、違う人生を歩むことが出来たのではないだろうか

 

 

あの時助けてくれなかった

家族も

友達も

先生も

 

そして自分に対してすら

 

憤りを覚えている

 

 

許せないのだ、全てが

 

 

 

これまでは全てを許して生きてきたつもりだった。

 

しかしそれは、理性的な判断に過ぎなかったのだろう

 

 

 

何一つ許すことが出来ない

全てが恨めしい

みんな嫌いだ

どうして助けてくれなかった

どうしてあの時声を掛けてくれなかった

どうしてもっと知ろうとしてくれなかった

 

 

 

許せないのだ

 

 

 

 

 

復讐してやる

 

 

 

 

そんな気持ちにもなってしまう

 

仕方が無いと思う

 

復讐してやりたい、全てに対して

 

 

 

何も許したくないのだ

 

 

お前らが助けられなかった私という人間が

お前らのせいでどれだけ長い時間苦しんで

毎日死にたい死にたいと思いながら生きて

お前らが全部悪い

お前らのせいだ

 

 

死ぬまで忘れられないような地獄を味合わせたい

 

そう思っても仕方がないだろう?

 

そう思っても、許されるべきだろう。

 

 

 

簡単に殺すなんて以ての外だ

 

私は

20歳までの

人間としてある種

1番輝かしい時間を

全ての環境に

無責任な周りの人間に

奪われたのだ

 

 

 

死ぬまで苦しめばいい

 

そんな苦しみを味合わせたいのだ。

 

 

 

 

 

 

 

復讐鬼にでもなるのか?

というくらい

最近はそのような黒い感情が渦巻いている

 

 

だいぶ落ち着いては来たかもしれないけれど

 

この「ゆるせない」感情は

生きていく上で、大事にすべきなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のことを好きだと言ってくれた

女の子がいた

私の歌を好きだと言ってくれた

 

私はそんな彼女を推していた。

 

 

インターネット上でのそんな軽い「好き」なんて表現は

本当に軽いもので

相手が思ってるほど

私には、伝わらないものなのかもしれないね

 

 

 

私は彼女の事が好きだった

それはきっと「推し」だったから

高校の頃に出会って

はじめて歌声を聴いた時のあのトリハダを

未だに思い出してしまう

「推し」だから、幸せでいてほしくて

「推し」だから、認知されて、特別扱いされたくて

歌も容姿も性格も全て受け入れて好きでいるつもりだった

 

きっとそれは

ある種の「恋」だったのだろう

 

 

 

最近になって、

彼女の友達で居続けるのを辞めることを決意した

 

 

疲れてしまった。

 

 

彼女は、私が思う大きさの愛を

返してくれることはなかった

 

そもそも彼女と私の中には大きな認識の齟齬があるが故に、。

 

 

私の中で彼女の存在は特別で

私にとっての「推し」で

彼女しか考えられなくて

でもきっと彼女にとっての私は

ただの「友達」で。

 

私じゃなくても良いと散々実感させられた

 

甘いものが食べたいと言って

チーズケーキやショートケーキがあって

カロンもあればもっといいよねと

 

私は、甘いものの中のひとつであり

きっと個々に特性はあって

でも、

甘さを供給するだけなら

私じゃなくても出来るのだと

 

 

 

 

許せないことがあった

 

 

一緒に歌おうと話した

歌える環境まで持っていった

 

彼女はそれを忘れたのか

一緒には歌ってくれなかった

 

 

 

 

許せなかった

 

 

そんな行動のひとつが

私にはとても重く感じた

 

 

彼女との大きな繋がりの1つ

「歌」

 

唯一自分が

自分の中の認識で

彼女と「対等」で居られるもの

 

 

…それを忘れられてしまったのだ、と

 

 

「後回し」にされてしまったのだ、と。

 

彼女の中での

私の優先順位は、決して高いものでは無いのだ、と

 

実感せざるを得なかった。

 

 

 

 

 

「忘れてた、ごめんね」

 

そのように謝られるだけなのだろう

 

仕方が無い

 

もしかしたら

「都合がつかなくて」

「別の録音環境になったから歌わなくていいかなって」

「わざわざ言わなくても分かってもらえると思って」

 

そんなことを言われるかもしれない

 

 

 

どうでもいい

そんなことはどうでもいいのだ

 

 

 

 

彼女も沢山の人の歌を聴く

 

私の歌も聴いてくれる

 

が、拡散する事はまず無かった

 

彼女にとっての「推し」は拡散するが

私の事は、見守るだけで

 

私に対して

浴びるほどの好きを伝えてくれたのは

ほんの初期の頃だけだった

 

 

今は

歌を歌っても

歌が好きだと言ってくれない

 

私は特別ではないのだ

 

そんなことは数年前に気づいていた。

 

彼女からの好意は

他の「友達」に向けるものと

「同等」である

 

 

 

別に私じゃなくて良いのだ

 

私である理由はそこに無くて

 

ただ、友達だから

 

仲良くしたいだけなんだ

 

 

 

特別ではない、ということが、苦しくて、悔しくて

 

自分にとっての彼女の存在の大きさと

彼女にとっての私の大きさは

全く違うもので

 

そう感じたのが全てであり

 

それが結論なのだ。

 

 

 

 

これはきっと、

「失恋」

なんだろうな。

 

 

 

 

 

 

彼女は、分からないものは分からないとハッキリ言う

以前、少し悩みを配信で吐き出した時に

一言「私には分からないな」

と、言われた

それが、凄く悲しかった

理解する努力を行うつもりも無いのかもしれない

楽しいことが好きだから

分かろうとすることに対して必要性を感じないから

 

 

「分からない」

という言葉が

相手が紡いできた事を

簡単に跳ね除けてしまう言葉であると知っているのだろうか

 

 

その行動は

私の「理解されたい」

欲求と相反していた

 

特別なあなたに、ただ、気持ちを理解しようとして、寄り添って欲しかっただけなんだよ、わたしは。

 

 

 

勝手に私1人傷ついて、傷ついて、傷ついて

 

 

 

それでも、好きで、悲しくて、でも、好きで。

 

 

どれだけ彼女のちょっとした言葉で

自分が傷ついても

好きでいようと努力してきた

 

好きでいる事が存在意義だと思った

 

だって「推し」だから

 

好きでいなければ

 

好きでいなければ

 

 

そう、思うようになっていたのかもしれない

 

 

だって、好きでいなければ

興味を持ってもらえなくなるから

 

 

今、この人を好きでいなければ

この人に「認知」して貰えなくなるから

 

 

極力笑顔で接し

極力明るい部分を見せるよう努力し

できるだけ、できるだけ、相手を好きな私だけを見せるようにし

 

彼女に対しての不満やドス黒い感情なんぞ見せてはいけないと自分に言い聞かせた

 

 

 

 

ある時

テスト前やら課題の積み重なりやらで

精神的に参ってる時期があった

頑張らなければいけない時期だった

少しでも周りにその頑張りを肯定されたかった

 

彼女は言った

「どうせ私とは遊んでくれないんでしょ!」

 

違う

そんな余裕が無いだけじゃないか

遊んで欲しいと思ってくれてる気持ちはわかるよ

私だって

遊びたいんだよ

遊びたい気持ちを押し殺して今、

息抜きにみんなと話してるだけじゃないか

遊びたくても遊べないんだよ

 

 

私はその時

頑張っている自分を否定された気分だった

 

 

似たような事が何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

あった

 

 

私は彼女に何も言わなかった

 

正確には、

冗談風に返事をした

 

 

 

心の中はぐちゃぐちゃで

 

 

彼女の

そんな言葉ひとつで私は

 

死にたかった

 

死にたかった、死にたかった

 

死にたい気持ちだった

 

死なせて欲しかった

 

それくらい

苦しかったのだ

 

 

 

好き故に

彼女の恋人に嫉妬した

 

その時の私の気持ちを

少しでも当時の彼女は考えてくれたのだろうか?

 

悔しかった

 

横にいることが出来ない事に

お金が無いことに

距離があることに

 

そして

私は遊ぶ余裕もなく

未来に向かって

私以外の人間のために頑張らなければいけなかった時期でもあった

 

 

必要以上に傷ついたが

癒してくれるものは

ネットで知り合った異性とのやり取りだけだったのかもしれない

 

 

 

「好きって言ってよ」

「私の事好きなんでしょう」

彼女は言う

 

同じ事を言い返してやりたかった

 

 

「私は一緒に居たいのにあなたは……」

「どーせ私の事……」

 

そうやって拗ねる

拗ねて、私によしよしされに来るのだ

 

可愛いと思った

嬉しかった自分もいたのだ

 

私の好きを求めてくれる彼女の行動が嬉しいと感じた

 

 

それ以上に

負担だった

 

 

 

生きるか死ぬかの瀬戸際で

過去と向き合い

己と向き合い

恋人と向き合い

家族と向き合い

将来と向き合い

 

全てと向き合って

疲弊して

 

極力誰とも接したくなくて

 

そんなことはつゆ知らず

彼女は私を求め

私はそれに応えた

 

 

 

あなたの周りの人間と関わるようになってから

私に対して独占欲を発揮してきたのも

私には負担だった

 

 

 

好きって言って欲しかったんだよ

ちゃんと

言葉で

行動で

もっともっと伝えて欲しかった

全然足りなかった

 

何もかも、足りなかった

 

私が

勝手に期待したものは何一つかえってこなかった

 

それでもいつか

私だけに特別な愛を注いでもらえると

 

勝手に期待し続けて

勝手に信頼し続けて来たのだろう

 

 

彼女にとっては

ただの

「友人の1人」

なのに。

 

 

 

 

多分

色んなことが限界だった

 

 

 

 

 

どれだけ嘘をついてきたのだろう

 

私の気持ちに対しても

彼女に対しても

 

 

 

 

 

気づけば私は傷だらけになっていた

 

痛いのだ

あなたのせいで

 

死にたいのだ

貴方が好きだから

 

貴方と一緒に居たかったのだ

 

好かれたかった、もっと、もっと、もっと!!

特別で居たかった!!!

 

私だけを見て欲しかったのだ

 

私という人間だけを

 

……これはきっと、恋だったのだ

 

 

 

 

 

 

 

「言葉にしなければ何も伝わらない」

私は言う

 

「何も言わなくても伝わるでしょう」

彼女はそう言う

 

 

推しではなく、

友達として関わろうと努力した2年だったと思う。

 

 

基本的な部分だ

相性が悪いのだ

 

そもそも友達として関わる上では

馬が合わないのだ

 

分かってた

隠すしか無かった

誤魔化すしか無かった

 

 

 

 

 

 

一緒に居られたら楽しかっただろうか

 

傷だらけの自分をひた隠しにして

首を絞めながら

血を流しながら

彼女の横にずっと居たのだろうか

 

 

 

未だに覚えている記憶

もう3.4年近く前だろうか

遊園地で小銭を沢山落とした人がいた

慌てて拾っていた

私は助けようと動くべきだと判断したが

 

「見ちゃった……!」

と言って喜んで笑っている彼女が横に居た

 

信じられなかった

目を疑った

あまりにも衝撃的だった

 

人が困っているのを見て喜んでいるのだと

 

私の好きな人は、そういう人なのだと

 

 

受け入れるしか無かった

 

空気を読むしか無かった

 

嫌われたくなかったから。

 

私が

当たり前に行う正義感は

私以外の人間にとっては

当たり前では無いのだと

 

 

 

 

 

 

ゾッとした

 

 

 

 

 

 

 

彼女から与えられる優しさや好意が

無償の愛ではないことを

私"だけ"は知っている。

彼女は「自分を好きな人間を愛している」だけなのだと

似たような事を

彼女自身の言葉で聞いたのだ

 

 

 

縁を切って

完全な他人になったら

小銭を落としたあの人と同じように

私も、嘲け笑われてしまうのだろう

 

 

 

 

 

 

もう、疲れてしまったのだ

 

傷だらけになりながら

傍に居ようとすることに

 

 

 

 

自分を偽ることを辞めようと思う

彼女のその優しさに触れて

喜んでしまう自分がどれだけ情けない存在なのかを実感する

 

 

 

 

好きだった

 

好きだったんだ、本当に、好きだった

 

幸せでいて欲しい

 

 

 

それでも貴方と

もう

"友達"にはなれないのだ。

 

 

だから、ごめんね

こんな身勝手な理由で離れて

本当に、ごめんね。

大好きだよ、幸せでいてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛されたい人間であるが故に

 

私は

 

知ってもらいたい

理解されたい

寄り添われたい

 

 

 

愛されて

知ってもらって

受け入れられて

 

そして、また、愛されたい

 

 

 

そんな極々

他者と親密度を高めるにあたって

当たり前と思われることを

23歳半ばにして

やっと出来るようになったところで

 

 

そして、気づくのだ。

 

 

私は

正義感が強いこと

くそ真面目であること

優しいということ

そこそこ賢いということ

 

 

傍から見れば「いい子」

 

 

しかし

これほど集団との関わりや人との深い繋がりにおいて

困難なものはないだろう

 

 

 

人間は堕落的な生き物だ

 

できない自分を受け入れられたい

 

出来なくて当たり前な人もいる

 

 

 

私はきっと、それらを理解できない

頭では分かっても、気持ちでは共有できない部分なのだろう

 

 

私の「いい子」の部分に

私がどれだけ苦しめられているのか

分かろうともしてくれないのだろうな

 

 

 

 

 

疲れてしまった

 

好きだった

 

全て許せない

 

 

 

 

許せないのだ。

 

 

 

それでも、

愛おしくて

大好きで

 

 

あぁ、生きるというのは

どうしてこんなにも、苦しいのだろうね。