まる。の生きていく日記

大切な人達と生きていく日記。

秋の匂いがする

ここ数週間は、気温が上がったり下がったり寒暖差が激しい

もう10月半ばにさし掛かろうとしているのにも関わらず、じめじめとした暑さを感じる

気候の変化によってホルモンバランスが崩れ、精神も不安定になる機会もしばしばある。

 

 

先日は初めて、zoomを使用した長時間の講義を受けた

正直眼精疲労と緊張によるストレスで身体も心もいっぱいいっぱいで、不安定になっていたのかもしれない

それか、単に頑張りすぎているのか。

 

 

 

毎日、ほぼ毎晩通話をしている彼に言う

「私は貴方のことを好きになれないかもしれない」

「好きになりたいけれど、好きになる事自体が負担になると認識した時は、きっと貴方とお付き合いできない。」

「それはつまり、そうなった場合は今後一切誰とも恋愛をしないという事でもあるんだよ」

 

 

習慣になっているリングフィットを終え、シャワーを浴びながら考える

 

どうしてわたしは「恋愛」ができないのか?

 

 

 

中学の頃の記憶が脳裏によぎる

熱を帯びた身体を好きな相手にまさぐられる

快感、羞恥、そして背徳感。

 

それは場所を選ぶことは無い

時間を選ぶことは無い

 

彼の家の玄関で

リビングで

友人のいる目の前のコタツの中で

家の近くの路上で

私の家で

塾のバスの中で

学校の新館で

裏庭で

調理室で

体育館裏で

階段で

駐車場で

保健室で

 

学校に着いてすぐに

授業中に

休み時間に

放課後に

休日に

夕方暗くに

 

 

 

1年半近くに及ぶ、

「元彼」

との浮気行為

 

その1年半の中で3度?4度?彼女が変わっているのにも関わらず

私たちの関係は続いた。

 

 

 

 

「好きな人」

ができるということは

「触れられたい」

と思う事と等しい

 

 

 

それはつまり、

必ず「彼」を思い出すキッカケとなるのだ

 

 

 

 

当時の私には逃げ場所が無かった

ずっと良い子と言われ、周りにも慕われ好かれ愛され

 

 

「成績優秀」

「誰にでも優しい」

「人が嫌がることを率先して笑顔でやってくれる」

「コミュニケーション能力が高い」

「良い子」

「良い子」

 

 

そしてクラスメイトに

仲良くしてくれてた友人だと思ってた人達に指摘される

 

 

「デブ」

「うるさい」

「真面目ちゃん」

「天パ」

「ブス」

「似合ってないよ?」

「可愛こぶるのやめな」

 

 

 

 

田舎という閉鎖的な環境の中で

だれも、私が苦しんでることに気づいてくれなかった

いや、

気づいていたけれど、助けてくれなかった、の方が正しいのだろうか。

 

 

家族も、学校も

私にあるのは「彼」に「特別」扱いして貰えるという事だけだった

彼だけが、本当の私を知ってくれていた

本当の私を見てくれていた

本当の私を特別扱いしてくれた

本当の私を見捨てずにそばに置いてくれた

 

 

 

 

今思うと、仕方が無いように感じる

全てにおいて彼が悪かった訳では無い

依存してしまったのは私の方だ

彼の、歪んだ愛を受け止めようと決意したのは、私の方なのだ。

だって、私には「彼」しか居なかったのだから。

 

 

 

 

 

 

愛されていたかった

痛かった

 

それでも

特別で居たかった

 

 

 

 

ドロドロした記憶を探る

 

1度しかゴムは付けてもらわかなったのでは無いだろうか

 

あんなに何度も犯されたのに、わたしはゴムというものに直で触れた記憶が全くないのだ

 

 

 

中に出された事だってある

泣きながら、彼の家のシャワーを借りて掻き出した記憶が頭をよぎる

苦しい

 

 

 

 

 

親に相談することが出来なかった

 

わたしは親の「理想」だったのだ

 

「良い子」だから

「近所の人達にも慕われてる子」だから

 

間違いを犯すことは許されない行為だった

 

だから、何も相談できなかったのだ

 

親の期待を裏切りたくはなかった

 

愛されていたかったのだ、親にだって

 

 

 

 

 

 

関係の終わりを告げたのは、新卒の女バス顧問の教師だった

 

 

その日はお昼休みに駐車場に呼び出された

駐車場に行って

いつものように股をまさぐられる

わたしは羞恥で顔を上げることが出来なかった

キスをされる

舌を入れられる

 

その時だった

 

「何しとるん?」

 

 

一服しに駐車場にきたその教師は

恐らくどう対応してよかったのか分からなかったのだろう

 

 

 

彼はバスケ部だったこともあり、

教師は女バスだったこともあり

 

彼の恋愛事情について、今の彼女の存在について知っていたからこそ、教師は頭が混乱したのではないだろうか。

 

 

 

 

親にバレたくなかった

彼は呼び出された

わたしは、その後に親御さんに相談するかどうかのみ聞かれた

もちろん断った

 

 

その後のメンタルケアは何一つ行われなかった

 

担任や副担任になにか聞かれることすらも無かったのだ。

 

 

 

お互いの初めてをお互いに奪い合った関係は呆気なく終わった

彼氏という存在もデートもキスもセックスも全部

彼に奪われ

彼のいくつかの初めても、私が奪ったのだ

 

 

彼にとっての私が

「特別」

で居続けられる事だけが快楽だったのだ

 

 

 

彼にメールをする

「もうこの関係終わらせよう」

「ごめんね、好きだったよ」

「特別扱いしてくれてありがとう」

「受験前だからね、勉強お互い頑張ろうね」

「絶対負けないからね」

「またね」

こんなに前向きな文章だっただろうか

 ……いや、多分前向きだったと思う。

だって

ずっと泣いてたし

苦しかったけれど

素直じゃない性格をしているが故に

言えるわけがないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

未だに「彼」を嫌いになることが出来ない

それは、恐らく私にも悪い部分があったとよく理解しているからなのだろう

だってあの関係は

周囲から見たら

「浮気」

でしかないのだ。

彼に彼女が居ることを知りながら近寄った

悪は、何をどう足掻いても、私なのだ。

 

 

 

 

「彼」の声を思い出す

仕草を思い出す

その身体を思い出す

触れた指の感触を思い出す

唇の感触を思い出す

 

 

 

もう何年も経っているのに

彼の存在に、わたしは棘のついたツタで縛り続けられているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、私を好きでいてくれる彼を思い返す

 

彼には全てを話した

全てを話したうえで、それでも

「大切にしたい」

「そばにいさせて欲しい」

そう、伝えてくれるのだ

 

 

 

 

この人のことを好きになれたらどれだけ幸せになれるのだろう、と

何度も何度も考える

 

彼にときめく場面も何度もある

付き合いたいと思う

触れて欲しいと思う

 

 

 

 

そして、

「彼」がまた、

脳裏によぎってしまうのだ

 

 

 

 

 

 

 

アーモンド効果を片手に今こうやって落ち着いてスマホを触って思考を纏めている

少し前はそれすら出来ないくらい精神が侵されていたのに

 

 

彼の存在に救われている

前を向きたいと思う

生きたいと思う

やりたい事が沢山あるのだ

やりきれてない事が沢山あるのだ

 

普通のデートがしたい

普通のキスがしたい

普通のセックスがしたい

 

当たり前に

恋人として愛されたいの

 

当たり前に

恋人として大切にされたいのだ

 

当たり前に

恋人として特別で居たいのだ

 

 

恋人のように手を繋いで

恋人のようにハグをして

「好き」

を伝え合いたいのだ

 

 

 

 

そんな当たり前の恋愛をしたいだけなのだ、わたしは。

 

 

 

 

「彼」の存在は、そんな「当たり前のよう」な事すら、許してくれないのか

 

 

 

 

 

 

 

 

何度も何度も死にたいと思った

中に出されて、その後生理が遅れた時は、「彼」と一緒に死んでやろうと考えていた

家族も友達も何もかも許せなかった

何よりも、自分自身のことを許す事が出来なかった

 

 

 

 

 

 

「それでも、そばに居たい」と

彼はずっと、伝えてくれる

 

 

この人と一緒に居れば

わたしは何か、変わる事ができるのかもしれない

 

棘のついたツタを1つずつ丁寧に剥がして

そこから溢れ出す血を優しく抑えてくれはしないだろうか

 

 

 

 

 

わたしは、信じたいのだ。

過去を受け止めて

今を受け止めて

未来を受け止めて

それでもそばに居たいと伝えてくれる彼の事を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去のことについて書くのは2回目だろうか?

ここまで細かく書いたことは無いかもしれない

 

 

前を向きたい。

これらは、過去なのだ

変えられない過去だからこそ、前を向いて生きていくしかないのだ。

 

 

 

 

人は変わり続ける生き物であり

それはつまり

「成長し続けることが出来る」

 

 

 

 

 

 

当たり前に恋愛をできるようになったその時がきたら

過去の私に

「もう大丈夫だよ」

って伝えてあげられたらいいな。

 

 

 

過去の↓

https://miavoka6mia.hatenablog.com/entry/2019/05/18/232345